ステップアップに不可欠な痛みや苦しみ

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昇給は嬉しくても昇級は嬉しくない可能性も

人間だれしも負ける事は嫌なものです。それはゲームでもスポーツでも一緒です。

負けないためには実力が自分よりも下の人と対戦し続けることです。

しかしそれでは、実力は一向に上がりません。現状に満足せず、上を目指すなら、成長期に感じるような痛みを乗り越える必要があるのです。

ゲームやスポーツの実力を上げるのに必要なのは成績上位者との対戦です。

一方、高収入を目指すなら、自分との戦いに打ち勝つ必要があるので難しい面があります。

稼げる男たちの話は、主にナイトワークで高収入を得ている男性のストーリーが掲載されていて、誰でも無料で閲覧できます。

一通り、見て感じたのは、どの方も熱心に働いているという事実です。高収入の仕事はラクして稼げるとイメージしているかもしれませんが、そうではないのです。

強い意志や逆境があって初めて、達成できるステージが高収入だと感じました。

やはり高収入を得ている男性の顔つきは精悍（せいかん）で、人と接する仕事を行っている方が中心なだけあって、印象が良い方が多いです。

苦労話もインタビュー形式の所々に見かけるので、良い意味でステップアップの原動力になっていたのかもしれません。

稼げていない状態から、稼げるようになるには、強い意志が必要です。

苦労を苦労と思わないようになる事がステップアップの第一歩になります。

ステップアップのむずかしさを例えると、地上から離れ、上空に行けば行くほど大気が薄くなる事をイメージすると分かりやすいかもしれません。

あるいは、海底に深く潜れば潜るほど、水圧がかかる事でも同じです。

共通するのは、今の地点から離れる程、苦しさが増すということです。

実際の体験でもステップアップのむずかしさは存在します。

例えば相撲。最高位は横綱で、大関、関脇、小結、前頭、十両、幕下、三段目、序二段、序の口などとランクが分かれています。

幕下や十両で優勝すると、来季から上位の幕内力士と対戦する事になります。もし、来季までに、力を付けられないなら、元のランクに陥落（降格）してしまうのです。

一方、上位力士と稽古（けいこ）を重ね、実力を付けて行けば、来季も勝ち越しさらにステップアップする事も可能になります。

ここがステップアップ出来るかの分岐点です。

力が同じか下の力士と毎日練習していれば、気分は良いものです。負けが少ないのですから。しかしそれでは実力は身につかないのです。

下の力士が力をつけてきているのに、自分自身が現状維持ならいつかは負けてしまいます。

今まで勝ち続けた相手に負けるのは、今までの喜びが吹き飛んでしまうほど辛いもののはずです。

将棋の世界もおなじです。

将棋でも名人を最高位に九段、五段、初段、2級、5級、10級などにランク分けされています。

将棋は行った事があり、勝つと嬉しく、負けると悔しいものです。だから、下位の人と将棋を指していれば、負ける可能性が低いので悔しい思いをする事が少ないです。

ですが、実力は身につかないだけでなく、力は落ちていく可能性もあります。

上位者と対戦して少しずつ経験を積み重ねていく事で、棋力は上がっていくのです。

将棋には上位者と対戦する時は駒落ちなどでハンディを付けて対戦する事ができます。

将棋で実力がアップするのはいつかご存知でしょうか。実は対戦後の感想戦と言われています。

感想戦とは開始から終了（投了）までを振り返って、勝敗を分けた差してを対戦者同士で話し合う事です。

相撲にしても将棋にしても、ラクを目指していては、実力は身につかない事はたしかです。

仕事やスポーツ、毎日の暮らしでも同じこと。

毎日の習慣や長年の常識を疑うのは、最初は戸惑うかもしれません。しかし、実力を身につけるためには避けては通れない道であることを理解していれば、苦労を苦労と感じない時が訪れるはずです。

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ステージは毎日の練習は学習で力を付けていく方法で上昇していきます。

そこにはある程度の負荷がかかるので、苦しくて辛い時期を乗り越える必要もあるのです。