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好むと好まざるとにかかわらず、時代の変わり目に遭遇する事があります。昭和から平成になった時期を思い出す方もいらっしゃるかもしれません。
同じ事は、全世界でも起きることがあります。時代の変化は1世代と同じ約30年のスパンで起きることが多く、一生では1、2回時代の節目に遭遇する可能性は高いです。
日本は今まで何度も時代の変わり目を経験してきているので、歴史本を読んだりすればそのような時代の生き方を学ぶ事ができます。しかし、歴史の浅い国だとなかなか大変です。
突発的な事故の時には、今の事だけ、自分の事だけを考えれば交通事故などの回避は出来ます。
しかし経済面など長期的なスパンで物事の成果が発生する事では逆効果になると思っています。
今のように変化の激しい時代を生き抜くには、目の前で実際に起こっている出来事に対応していくシーンが何度も訪れます。そのような時に人は
という思考で局面を乗り越えようとします。このような目先に利害損得で物事を判断し行動していると気が付くと人が離れていき、お金も離れていくという事が起こりえます。
過去はいくら努力をしても変更する事は出来ません。
現在は過去に行った事の結果です。未来は現在行っている事がいずれ結果として表れてきます。
スーパーに行けば出来上がった食事や成長した野菜を簡単に手に入れることが出来ます。
そのような事からなかなか種から育てて実を作るという発想は難しいと思います。しかしビジネスで大切なのは多くの種を大切に育てていく事です。
今の世の中はスピード重視で遅い事は価値の無いと考えが主流です。しかしゆっくりと時間をかけた方が良い場合もあります。
時間をかける事で栄養やうま味が増す発酵や熟成というプロセスは日本人の食生活ですっかりおなじみです。
資格取得や勉強というのは今楽しむ事が出来る時間や仕事をしてお金に換えることが出来る時間を将来のために投資する事と似ています。
種は食べてしまわずに実になるまで育てて、その中から多くの種を収穫し未来に繋げるという事で農業なども成り立っているのではないでしょうか。
他人が喜んでくれるから、自分自身が心の底から楽しめるからというお金以外の価値観がある方と、お金だけが目的で仕事をしていのではサービスを受ける側も仕事をしている側も本当の喜びを感じる事は出来ないと思います。
お金だけを考えて仕事をしていたら、仕事自体面白くないと思います。結果的にお金を手に入れる機会も少なくなっていく事も多いです。
息抜きにペットを飼ってみるのも良いでしょう。
仕事においてはステークホルダー(利害関係)を無視した経営は行う事が出来ません。
実際に現場で働いている方が普段接する利害関係者はお得意先や消費者が一般的です。
株主もステークホルダーの一員です。上場企業であれば株主総会で顔を合わせる位です。
実際の職場では会社や自分だけの利益に繋がると思って行動したことが逆に得意先や消費者の信頼を失って損失となってしまう事があります。
他人の立場を考えた行動というのは仕事に関しても大切です。
人間は今苦しくても将来の見通しが立てば展望が開けてきます。
仕事探しに迷ったら「将来、お金以外の事、他人の事」などを考えながら働くことが出来る職場なのかを基準の一つとして利用してみてはいかがでしょうか。
お金を預けていれば利息が付くのが当たり前だと思っていた方にとっては日銀によるゼロ金利やマイナス金利の導入などが発表された時に驚いたのではないでしょうか。
制度を変えるというのは今までと同じ事をしていても未来を見通す事ができない時に行われる事が多いです。転職も同じです。
30年前のビジネスパーソンが今の時代にタイムスリップして来たら、きっと驚くことでしょう。1日の変化はわずかでも、10年単位では景色が一変している事は多いです。
しかし毎日が変化の連続だったら疲れてしまいます。常識というのは楽に生きていくためにはとても便利です。
しかし長く生きている間にはいきなり常識が180度変わったり、気が付いていたらいつの間にか当たり前だと思っていたことが無くなっていたりすることは決して珍しくはありません。
どの分野にも常識と言われているものが存在しています。常識通りに行動するのはある意味楽です。
それを失いたくないから、今の会社で必死に働いている方も多いのではないでしょうか。一般的に仕事の常識と言われているものは・・・
などではないでしょうか。例えば高い時給でアルバイトが集まらない。高い月給で優秀な正社員が集まらなくなった時は今までの常識が崩れてしまったと考える事が出来ます。
正社員を新規で採用して定年まで雇用を確保する制度が終身雇用制度です。
日本が今のように発展してきた理由の一つと考えられています。終身雇用制の歴史は古く、人材不足の時に出来た制度のようです。企業にとっては
などのメリットがあります。働く人にとっては
などの利点があります。
しかし雇用の流動化が進み終身雇用制度を採用していた企業もリストラなどを行っていかなくては生き残りが出来なくなっています。
また非正規労働者の増加とともに形骸化してきています。
2016年1月29日に日銀はマイナス金利の導入を決定しました。
企業は株式市場や債券市場で資金調達をしています。私たちも住宅ローンを組むときに金利が重要なファクターの一つになっています。
金利は低ければ低いほど世の中にお金が回りやすくなるので、経済の活性化に繋がる事が多いです。逆に景気が過熱気味になると、金利は上昇するのが一般的です。
現在はまだ昔に比べたら低い金利が続いています。昔は銀行にお金を預けているだけで結構な預金金利を手にした方がいました。
過去を振り返ると普通預金で3%近く、定期預金で6%近くの時代が有ったので若い方には想像も出来ないかもしれません。
定期預金に100万円預けていたら1年後には6万円近くの利息が手に入るので現金を手元に置いておくことはあまり意味のない事でした。
あまり利益を出さなくても経営が出来るので低い金利は企業経営にとっては追い風です。
高金利の時代が終わったのと同様に低金利時代もいつかは終わるのかもしれません。
企業としてはその時を見越してあまり借入金に依存した体質を改善しておくと安心です。
従業員の方も自身が働いている会社の借入金は知っておいて損は無いです。
昔良く耳にした言葉で最近あまり聞かなくなった言葉として「デフレ」があります。デフレとは物やサービスの値段が下がっていく経済用語で正式には「デフレーション」と言います。
物が安くなるという事は逆に考えるとお金の価値が相対的に高くなるという事でもあります。
昼食代が500円と決まっているサラリーマンが200円のお店で食事をする事が出来れば手元に300円お金が残るのでなんだか得した気になります。
良い事づくめと思えるデフレもデメリットがあります。モノの値段が安いという事はお給料増やす原資が無いとも言えるので賃金が上昇しづらいです。
モノの値段が上昇に転じた時には生活が厳しくなってしまいます。食料品が値上がりすると賃金労働で得た多くのお金は食費に消えて行ってしまい、貯金どころではありません。
2016年のエンゲル係数(家庭の消費支出に占める食費の割合)は25.8%となっています。消費の1/4を占める食費は生活に欠かせないので、多くの人は食費以外の生活費を節約するようになります。
デフレ時代には低価格の飲食店は活況を呈していました。安ければ安いほどお客さんは自然に集まってきました。仕入れ価格もデフレで安かったので低価格が実現できたのです。
しかし円安や人件費の上昇が始まり環境は一変してしまいます。今まで安さを売りにしていた企業も仕入れ価格が上昇したので安さを売りに出来なくなってしまいました。
少子高齢化による労働人口の減少から安いアルバイト代では人が集まらなくなりました。
仕方が無くアルバイト代を上げると仕入れ価格同様に価格を上げざるを得なくなりました。
利用者は価格に敏感です。今まで500円で昼食を済ませていたサラリーマンが、同じ品物なのに400円になったら自宅で弁当を作ったり社食に切り替えたりするでしょう。
値段を上げることが出来ない企業はあの手この手で打開策を考えるようになります。
しかし今まで利用していたお得意さん(リピーター)にはすぐにわかってしまうものです。お客さんは「裏切られた」という気持ちから何も言わずにお店から離れていきます。
実際問題としてお店に苦情を言うというのは良心的なお客さんです。
会社でも怒られる事があると思いますが、それは貴方が立ち直る可能性がある事でもあるので気落ちせずに努力を続けましょう。
私は外食ではありませんでしたが、トイレットペーパーの幅が短くなり使いづらくなった事やお気に入りのお煎餅に突然不要な添加物が入ったことでどちらも購入を止めてしまいました。
ちなみにトイレットペーパーとお煎餅を販売していたお店は40年以上の老舗でしたがその後閉店してしまいました。
デフレ時代ではディスカウントストアが多くありましたが今は他の業態になっている場合が多いです。
人気のあったお店は今中古品買い取りサービスになっています。また移転したお店の後はドラッグストアが出店しています。
日本には四季があるように季節は移ろうものです。しかし変化が1度訪れるとなかなか元に戻らない事も世の中には多いです。
今の時代を生き抜くのはなかなか大変ではあります。あまり常識にとらわれずに積極的に行動していきたいものです。
常識が変わるときは自分自身もそれに応じて変化していけば苦労は最小限ですむでしょう。
このサイトをご覧になられていらっしゃる方は若い年代の方が多いのでしょうか。(もしかしたら定年されたかたもご覧なっているかもしれません。)
これからの時代を支えていかれる方は仕事の事で親との対立はなかったでしょうか。「早く仕事に就け」「仕事なんか探せばどこにでもある」「安定した会社で骨を埋めろ」「親の脛をかじるな」などの言葉を聞いたことがある若い方もいらっしゃるかもしれません。
10年ひと昔と言われるのですから、30年近い年齢差のある親子で経済・社会情勢が異なるのは世の常です。
主な物を箇条書きにしてみました。若年層が20代から30代、その親の世代が50代から60代とします。
経済成長のピークは恐らく1990年くらいだったと記憶しています。その年に生まれた方は現在20代半ば。その方の親は50代半ば位でしょうか。
経済成長著しい時に就職し、30代でバブルを経験し、現在は大手企業で重要なポストで働いていらっしゃる親御さんが多いと推察されます。
これだけ状況や背景に違いがあるのですから親子や祖父母や子と話がかみ合わなくて正解です。それにしても時代の変化は激しいとつくづくと感じました。
人は生まれ育った環境に影響されます。自然環境に翻弄されてしまうように経済情勢や社会情勢は個人の力が及ばない世界です。
どちらが正しい悪いという二元論ではなかなか解決は難しいです。親に非があるわけでは無いのです。
野球では先行逃げ切りとか絶対的なストッパーがいると試合を有利に進めることが出来ます。8回まで買っていれば勝利の計算が出来るような成功の法則が知られています。
親の世代のまた親(あなたからすると祖父母の世代)が行ってきた事と同じことをしていれば大抵大丈夫だったはずです。交通に例えるとレールが敷かれていてその上を走るだけで成功がある程度保証されていました。
子の世代は先ほどの一覧表に有る通りレールが撤去された道なき道を突き進む状態です。
親から「成功のレールを進め」と口を酸っぱくして言われても戸惑う事が多いのではないでしょうか。
「今までとは違う(レールは無い)」と言い返しても聞く耳を持ってくれません。人は成功の残像というのが強烈に記憶に残っているものだからです。
これからの時代は少子高齢化、人口減少社会が予想されています。親と子が対立しても世の中先に進みません。先程の一覧表はほとんどが親世代にアドバンテージがあるものでした。
しかし一つだけ違うものがあります。スマホ・インターネットの発達です。親世代の全てのアドバンテージがひっくり返ってしまう程のパワーがパソコン・スマホとネットにはあります。
今の親世代でパソコン・スマホやネットを活用していらっしゃる方はなかなか優れものです。多くの方はあまり活用できていないはずです。
若い世代の方が道を切り拓く切り札がパソコン・スマホとインターネットだと信じています。
「ネットリテラシー」「情報リテラシー」(ネットや情報を正しく利用できる能力)は若い世代が遥かに勝っています。
この事から中高年専門のパソコン教室は将来性のある仕事としては有望でしょう。
特にスマホとインターネットは横との繋がりを築くうえで大切になってきます。(親世代はどちらかと言うと縦社会という印象です。)ネットで正しい情報を共有してお互い助け合っていけば困難な時代も乗り越えていけるでしょう。
今の若い人を見て感じる事は横のつながり以外に非営利な活動を積極的に行っていると感じています。
親世代と若い世代が力を合わせて全ての方が活躍できる全員参加型の社会が理想です。
若年者、高齢者それぞれが生き生きとして働くことが出来れば皆が幸せを感じられると信じています。