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トラブル回避の鉄則はいつも最悪の事態を想定しておくことです。また、価値観の合わない人とは出来るだけ距離を置く事も大切です。
車の運転を長年行っているかたはきっと身についているはずです。
見通しの悪い交差点を通り過ぎる時に、一時停止となっていなくても、徐行する。
反対車線が渋滞している時は、常に車の前後から、子どもが飛び出してくるかもしれないから、最大限の注意を払うなどです。
今の労働環境は昔の人が知ったら、おどろくほど変化が激しくなっています。
終身雇用制や正社員が当たり前の時代に生きた方がいきなり転職市場に放り出されたら卒倒してしまいます。
今の若い方は徐々に現状を受け入れてきているのでまだ対応が可能です。バブル期を経験していない方も増えてきましたね。
バブル経済はそもそも、投資する対象が無くなってしまい、「過去の成功をもう一度」という考えから不動産や株などに資金が集中してしまう事が原因の一つです。
仕事に関しての最悪の事態は失業です。住宅ローンを抱えていたり、スキルが無かったり、中高年だったりしたらさらに苦しさに輪を掛けます。
過去に成功した人で失業した人へのインタビューを聞いたことがあります。
多くの方が「まさか自分の会社が・・・」という事を言っていたのを覚えています。確か社長の地位まで上りつめた方の話もあったと記憶しています。
失業を日頃から意識していない方は突然会社が無くなってしまうと、何をしてよいのか分からなくなってしまいます。
冷静にものごとを判断する事ができなくなって、より深みにはまってしまい、間違った選択をしてしまうかもしれません。
一方、普段から会社をあまり信じていない方は、会社以外の人脈を着々と築いたり、資格取得の勉強をしたりしている事でしょう。
実際にリストラや失業が有ったとしても想定内となります。
「あーやっぱりな。自分の判断は正しかった。幸い別の会社から誘いがあるから影響はないけど」となれば、ブランク無しで新たなスタートを切ることが出来ます。
不思議な事に、最悪の事態を想定するとおおくの場合、最悪の一歩手前でとどまり、助かる事が多い気がします。
人間だれしも、毎日良い事ばかり考えていたいものです。しかし、現在は変化の激しい時代です。
という考えでは、歴史のある大企業が行うリストラのニュースを見ても他人事にしか見えないかもしれません。
大企業がリストラしている位だから、中小企業の自分の会社でも同じ事が起こるのではと考えておくと不測の事態も落ち着いて対応できるはずです。
健康に関しても同じ事を考えておくと日頃の生活習慣も変わってくる事でしょう。
健康の事を考えて今流行りのふるさと納税で歴史のある醤油・味噌など地元メーカーが作っているお礼の産直品を頂いたことがあります。
ソフトバンクグループが運営する、ふるさと納税 支援ポータルサイトさとふる
老舗のメーカーなのだから原材料も昔のままだと思い何気なく表示をみてびっくり。
なんと一般的な醤油でも使われていないような添加物が3つ程書かれていました。
醤油は「丸大豆、小麦、食塩」の3つの原材料で作られているものが気に入っています。
創業当時はおそらく無い添加物なので、醤油を作っているうちに外部環境が変化して経営が苦しくなったのか、経営者が設けるために変えたのか少し気になりました。もちろん今後は頼む事はありません。
消費者としてみると安全な食品を少しでも安く購入したいと考えます。
一方製造者としては少しでも安く商品を作り、高く販売して利ザヤを稼ぎたいと考えるのではないでしょうか。
昨今の円安や人件費の上昇で企業経営が苦しくなっている所も多いようで気が付いたら以前と原材料が変わっていたケースが多くなっている気がします。
このように私たちの生活では立場によって考え方が180度異なる場合があります。
仕事においては企業側と働く人(労働者側)との考えはもちろん異なります。
企業側
働く側
以上企業側に立つ方と働く方の多くが考えているであろう事をまとめてみました。
企業側と労働者側それぞれの意見は、お互い上手に折り合いを付けて経営が行われている場合が一般的です。
あまりに企業側の要望が優先されてしまうと人が集まらなかったり、就職してもすぐに退職してしまったりするからです。
労働者側の意見が優先される事は少ないと感じます。
企業は様々な競争に晒されています。
自社だけが労働者の意見を多く取り入れ、それが商品価格に転嫁され競争力を失ってしまったら、企業そのものが傾いてしまうことも。
結局労働者の働く場が無くなってしまう可能性もあります。
逆にライバルが少ない場合や独自性が強い企業は労働者にメリットのある制度設計を行える余地はありそうです。
人や組織は立場によって物事の考えが変わります。
激しい時代を生き抜くには当然の考えです。双方が対立したままでは、共倒れになってしまうので上手に妥協点を見つける事が大切だと思います。